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  第3回 MS-DOSプロンプトについて
Windowsパソコンでは、PerlはMS-DOSプロンプト上で実行します。 今回は、MS-DOSプロンプトについて解説します。

◆ MS-DOSプロンプトをデスクトップに置きましょう

MS-DOSプロンプトは Windows98/Me の場合、
 「スタート」→「MS-DOSプロンプト」  または、
 「スタート」→「アクセサリ」→ 「MS-DOSプロンプト」
で立ち上げることができます。
しかし、毎回「スタート」メニューからMS-DOSプロンプト を立ち上げるのは面倒ですので、MS-DOSプロンプトをデスクトップに置いておくと便利です。
方法は、Windows98/Meの場合[マイコンピュータ]で、
 C:\Windows\デスクトップ\スタートメニュー\プログラム
を開き、"MS-DOSプロンプト"のショートカットを作成し、これをマウスのドラッグ&ペーストで デスクトップに持っていくとOKです。

(注意)
MS-DOSプロンプトを立ち上げると、画面全体が真っ黒になる場合(MS-DOSが全画面表示されている状態)が あります。この時は、[ALT]+[ENTER] [ALT]キーと[ENTER]キーを同時に押すでWindow表示に戻ります。 また、逆にWindow表示のMS-DOSプロンプトで [ALT]+[ENTER]を押すと、MS-DOSの全画面表示となります。

◆ MS-DOSのコマンドを少し覚えましょう

MS-DOSプロンプトを使っていく上で最小限必要なコマンドを記します。
なお、MS-DOSプロンプトでも、 コマンド名 /? でコマンドの説明/使用方法を 見ることができます。  例えば、CD というコマンドの使用方法を調べるには、
CD /?
と入力します。
CD  ディレクトリ(Windowsではフォルダと読んでます)の移動。

・例   (キーボードから入力するのは赤字部分だけです)
C:\cd home
現在のディレクトリの下にあるhomeというディレクトリに移動。
C:\cd ..
現在のディレクトリの一つ上のディレクトリに移動。
[ ..は現在いるディレクトの一つ上のディレクトリを差す。 ]
C:\cd c:\home
Cドライブ直下のhomeというディレクトリに移動。
C:\cd 
cd だけを入力すると、現在のディレクトリを表示するコマンドになる。

DIR  ファイルやサブディレクトリの一覧を表示する。

・例   (キーボードから入力するのは赤字部分だけです)
C:\dir
現在のディレクトリの下にファイルやサブディレクトリを表示する。
C:\dir /w
wスイッチを付けると、ファイル名やサブディレクトリ名だけを簡易表示する

その他、DIRには便利なスイッチがあるので、一度 DIR /? で調べてみましょう。

DEL  ファイルの削除。

・例   (キーボードから入力するのは赤字部分だけです)
C:\del aaa.txt
現在のディレクトリ下の aaa.txt というファイルを削除する。


MKDIR  サブディレクトリの作成。

・例   (キーボードから入力するのは赤字部分だけです)
C:\mkdir abc
現在のディレクトリ下に abc というディレクトリを作成する。


RMDIR  サブディレクトリの削除。

・例   (キーボードから入力するのは赤字部分だけです)
C:\rmdir abc
現在のディレクトリ下の abc というディレクトリを削除する。


COPY  ファイルのコピー。

・例   (キーボードから入力するのは赤字部分だけです)
C:\copy aaa.txt bbb.txt
現在のディレクトリ下の aaa.txt というファイルを bbb.txt にコピーする。


RENAME  ファイル名の変更。

・例   (キーボードから入力するのは赤字部分だけです)
C:\rename aaa.txt bbb.txt
現在のディレクトリ下の aaa.txt というファイル名を bbb.txt に変更する。


START  Windowsアプリケーションを実行する。

・例   (キーボードから入力するのは赤字部分だけです)
C:\start notepad
notepad (メモ帳)を開く。
C:\start xyz.htm
htmという拡張子は通常ブラウザに関連付けされているので、この場合、現在のディレクトリ下の xyz.htmをブラウザで開くことになります。

MS-DOSプロンプトでは、まだ多くのコマンドがありますが、上記のコマンドで 一応ほとんどのことはできると思います。

(参考) 大文字と小文字について
MS-DOSプロンプトでは、大文字と小文字は区別されません。 従って、コマンドは大文字,小文字 どちらで 入力しても結構です。 (CDと入力しても、cdと入力しても 結果は同じです。)


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