7月から100期生がデビューします。 今回も 100期生デビュー後の成績を推測してみます。 例年同様、「84期生在校時成績 VS デビュー戦成績」 を分析した際に導き出した、 「在校時成績と実戦成績の相関式」 ・在校時の[連対率+(先行率x3)−(400mタイムx30)+1000] ------(A) (競輪分析データNo.6 「84期生在校時成績 VS デビュー戦成績」参照) を用いて推測します。 上記(A)式で総合点を計算し、その総合点が高い順に100期生成績を下表に並べました。 100期生の総合点1位は、512点で熊本の中山敬太郎選手でした。 高校時代は野球部で活躍した選手ですが、競輪のセンスも良く、バック数も多かったのですが、特に捲くりでの勝数を伸ばして在校成績1位でした。 2位は、競走訓練では積極策に徹しバック回数最多だった久米康平選手でした。 卒記レースでもゴール前で阿部選手に差されましたが積極策で決勝2着でした。 3位は、1000メートル独走で100期生1位のタイムを持つ青森の木村弘選手でした。 高校時代は八戸工業自転車部で活躍しました。 また、総合点1点差で4位だったのは、京都の窓場加乃敏選手のご子息で、村上義弘選手を師匠に持つ、窓場千加頼選手でした。 高校時代の向陽高校自転車部でも大活躍しました。 デビューはチャレンジレースとなります。 デビュー期(7月〜12月)の「平均競走得点」および「能力値」の推測 には、「99期生在校時成績とデビュー期成績推測 」(競輪分析データNo.25) で求めた、次式を使って計算しています。 Y = 8.246 * LOG(X-190) + 32.54 ------(B) X : 在校時成績総合点[上(A)式値] Y : デビュー期の推測競走得点 推測能力値(チャレンジレース)は Y - 48.50 で計算します。 (この推定能力値は電子競輪新聞の 新人選手能力値として使用しています。) また、99期生のデビュー期(平成22年12月31日〜平成23年7月1日)の実戦成績を下に簡単にまとめました。 昨年7月にデビューした98期生と比べると全平均競争得点で1.83点低くなりました。 このうち、0.40点は 平成23年前期からのレース平均点変更によるものであるため、実質は1.43点低くなりました。 チャレンジレースでの優勝回数は49回(98期生は60回)で、競走得点,チャレンジでの優勝回数ともに、93期生から 始まったチャレンジレースでのデビューで過去最低となりました。 A級1,2班戦での優勝回数は3回で、すべて岐阜の竹内雄作選手によるものです。 デビュー期でA級2班へ昇班したのは、デビュー戦から9連勝で特進した竹内雄作選手と、 レインボーカップ・ファイナルで3着に入着した福島の小松崎大地選手の2人だけでした。
|