7月から96期生がデビューします。 今回も 96期生デビュー後の成績を推測してみます。 例年同様、「84期生在校時成績 VS デビュー戦成績」 を分析した際に導き出した、 「在校時成績と実戦成績の相関式」 ・在校時の[連対率+(先行率x3)−(400mタイムx30)+1000] ------(A) (競輪データの6ページめ「84期生在校時成績 VS デビュー戦成績」参照) を用いて推測します。 上記(A)式で総合点を計算し、その総合点が高い順に96期生成績を下表に並べました。 96期生の総合点1位は、愛知の深谷知広選手でした。在校成績は2位でしたが、競争訓練の バック回数は断トツの51回、先行,捲くりでの連対率が58%という積極的なレースに徹して抜群な成績でした。 アマチュア時代の実績で注目されていた選手ですが、競輪学校でも期待どおりの成績を残しました。 総合点600点は、95期生の上原龍選手の597点を抜き、分析を始めた84期以降で最高点となりました。 実戦でも相当な活躍が期待されます。 2位は三重の西村光太選手で、競争訓練の連対率は79%と優秀な成績を残し、 卒記レースのチャンプでもあります。深谷知広選手同様に実戦での活躍が期待されます。 3位は岡山の戸伏康夫選手、4位は静岡の柴田竜史選手、 5位は岐阜の森啓選手でした。 デビューはチャレンジレースとなります。 デビュー期(7月〜12月)の「平均競走得点」および「能力値」の推測 には、「93期生在校時成績とデビュー後成績の相関 」(競輪分析データNo.19) で求めた、次式を使って計算しています。 Y = 6.427 * LOG(X-200) + 43.56 ------(B) X : 在校時成績総合点[上(A)式値] Y : デビュー期の推測競走得点 推測能力値(チャレンジレース)は Y - 48.00 で計算します。 (この推定能力値は電子競輪新聞の 新人選手能力値として使用しています。) また、95期生のデビュー期(平成21年1月1日〜7月1日)の実戦成績を下に簡単にまとめました。 1月にデビューした94期生と比べると全平均競争得点で1.18点低くなりました。 チャレンジレースでの優勝回数は80回(94期生は113回)、A級1,2班戦での優勝回数は5回(94期生は9回)で、 ともに94期生の成績を下回りました。 (ちなみにA級1,2班戦 優勝5回の内訳は、村上直久選手[神奈川]が3回,上原龍選手[長野] が2回で、95期生デビュー期成績推測 の総合点上位2人だけでした。)
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